軌跡

―三浦春馬さん―

2018-08-16「銀魂2」インタビュー(小栗旬&三浦春馬)

2018年8月16日 モデルプレスの配信 ※ブログ投稿日は、実際の配信日で設定

 

以下、配信記事より

小栗旬三浦春馬、10年続く“先輩後輩以上の関係性”に迫る「旬さんだけだった」三浦を救った言動とは?<「銀魂2」インタビュー>

俳優の小栗旬主演で2017年7月に実写映画化され、衝撃の爆笑シーンと迫力のアクションシーンで反響を集めた『銀魂』。あれから1年、続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』が8月17日に公開される。主演の小栗を始め、菅田将暉・橋本環奈らが続投される一方で、今回キーパーソンとして新たに登場する伊東鴨太郎役の三浦春馬の出演が発表された際には、大きな話題となった。続編から参加という三浦の決め手は、小栗の存在が大きかったという。今回のインタビューでは、知り合って10年以上―――“小栗旬×三浦春馬”の関係性を探ってみた。

小栗旬主演「銀魂2 掟は破るためにこそある

今作は、累計発行部数5500万部以上、週刊少年ジャンプ集英社刊)で連載の空知英秋氏による「銀魂」を福田雄一監督が映画化したもので、2017年公開の実写版の続編。万事屋を営む主人公・坂田銀時役の小栗、同じく万事屋で働く志村新八役の菅田、万事屋の居候で宇宙最強の戦闘種族・夜兎の神楽役の橋本をはじめ、長澤まさみ岡田将生ムロツヨシ佐藤二朗中村勘九郎柳楽優弥吉沢亮堂本剛らが続投され、三浦、窪田正孝堤真一勝地涼夏菜キムラ緑子らが新規キャストとして出演する。

今回実写化されるエピソードは、万事屋と真選組の熱い友情が描かれる「真選組動乱篇」と小栗をはじめとするキャストからも熱望されていた「将軍接待篇」を融合した、まさかのハイブリッド作品となっている。

小栗旬、「銀魂2」公開決定で「嬉しい」

― 「銀魂」続編おめでとうございます!前作の段階から決まっていたのでしょうか?

小栗:ありがとうございます!ヒットしたらやっちゃおうと話していました(笑)

― 続編が実現することが決まったときは、どのような心境でしたか?

小栗:最低でも3本はやりたいという話を福田監督から聞いていたので、やれてよかったなと思いました。昨今、続編をやると言いつつも出来ていない映画がいくつかあるので、その中で「銀魂」続編を作ることができて嬉しいです。
前作はある意味キャラクター紹介と、ギャグ部分のジャブを打つみたいな感じでした。パート2ではギャグを思いっきり出来る環境にしていただけたので、とてもいいチャンスだなと思いました。

三浦春馬、「銀魂」出演の決め手は小栗旬

― 三浦さんは続編から参加ということですが、小栗さんが主演ということもオファーを受けた大きな理由と伺いました。

三浦:もちろん、その理由は大きいです。ほかにも、伊東鴨太郎というキャラクター性と、どこからこのキャラクターが作られているのかという要素も気に入りましたし、あとは、ずっと福田さんが「いつかやりたいよね」と言ってくださっていたので、やっと福田組に参加できるなということも大きな喜びでした。そして「銀魂」という大きな作品で、主演が小栗旬さんという(理由も大きい)。

小栗:春馬と現場で会うのは何年ぶりだろう~って思いましたね。

三浦:たぶん「キャプテンハーロック」(2013年9月公開)以来かな。でもあれは声優だったので。

小栗:ちゃんと現場で会うのは「クローズZERO II」(2009年4月公開)ぶりだね。(三浦に)10代だったじゃん!

三浦:そうなんですよー!

小栗:それ以来、約10年ぶりになるのか。

三浦:旬さんともっと芝居をしたかったのですが、ただ同じ作品に出られる、同じ作品を世に出していけるということが喜びです。

― 小栗さんは、三浦さんの参加が決まったとき、どう思いましたか?

小栗:ありがたいですよね。パート2から出るって、意外と難しかったりするので、そこに春馬だったり、窪田くんだったり、みんな前向きに参加してくれる。彼らがいないと話が成立しないのですが、面白いことが出来るわけでもない。この2人がこういうふうに参加してくれるということは、めちゃくちゃありがたい話だなって感じます。

― 三浦さんのギャグシーンもちょっと観てみたかったです(笑)

三浦:いい意味でちゃんとみなさんの期待を裏切れている気がします(笑)

小栗:窪田くんと春馬は、かっこいい担当だから、思いっきりかっこつけてもらいたい。彼らがかっこよければかっこいいほど、本当に振り幅のある作品になるので。

― 小栗さんは、今回もいろんなギャグシーンがありましたね。

小栗:今回僕ら万事屋は遊ばせてもらっているので(笑)。前回、万事屋でいる時間があまりなかったので、今回前半はほとんど万事屋でふざけさせてもらえたかなと思っています。

三浦:(小栗さんのギャグシーンの)写真見ただけで相当笑える!おかしすぎるでしょ(笑)

― 今回、小栗さんと三浦さんの共演シーンはあまりなかったんですよね。

三浦:ほぼないです。

小栗:オーラスで、春馬を遠くから見ているくらいかな。

三浦:だから、同じフレームにいたことがないかな。

小栗:どちらかと言うと、春馬は真選組と、俺は窪田くんとの絡みが多かったのかなと思います。

小栗旬三浦春馬、“先輩後輩”以上の関係性とは

― 先程も話していましたが、三浦さん初の福田組はいかがでしたか?

三浦:旬さんから、福田さんという監督がどういう監督か、とても信頼を置ける方だから安心して入ってきなと、言っていただけたので、なにも身構えず入ることができました。現場の雰囲気も、すごくウェルカムで明るくて、僕はなにかを気負うことなく、初日からすんなり入ることができました。

― やっぱり三浦さんにとって、小栗さんの存在は大きいんですね。

三浦:みんなそうだと思いますよ!今回は僕にオファーをいただき、それが実現しましたけど、旬さんが真ん中にいる。旬さんも、福田さんもすごい吸引力を持っている方たちなので、そこに付いていきたいという人はたくさんいると思います。

― お二人の初共演は10年ほど前とおっしゃっていましたね。

小栗:そうですね。春馬がまだ高校生だった!

― 今回、再共演して印象は変わりましたか?それとも昔のままですか?

小栗:変わらないですね。この10年でいろんな春馬を見てきているし、春馬も春馬で僕を見てきてて、そうなるともちろん良いときも悪いときもお互いあるけど、根本的な部分は変わってないなと。今回現場で久しぶりに会って、それを感じられるとやっぱり嬉しいですね。いろんな考え方や捉え方、変化を絶対にしていると思うけど、人間的な部分では春馬の優しさみたいなものが、変わらずあるので、会えると嬉しいなって思います。僕らはやっぱりちょっと変な場所(芸能界)にいるから、変わろうと思えば簡単に変われるかもしれない。その一方で、本来の自分を保つことが難しい場所なので、気がつくと本来の自分ってなに?と思ってしまうかもしれない。

― 三浦さんはいかがですか?

三浦:学生時代のとき、初めてお会いしたとき、その頃の旬さんは他を寄せ付けない輝きみたいなものがあった(笑)

小栗:1番ブイブイ言っていたとき(笑)

三浦:いろんな意味でほかを寄せ付けない輝きを放っていたのですが、やっぱり、この5年くらいの旬さんは、何事にも動じない、真ん中に立つ人のオーラがある。場数とたくさんの山を登ってきたんだろうなというたくましさを感じました。プライベートでも、お子さんが生まれたりして、役者って自分の生い立ちや経験が顔ににじみ出るって言われるのですが、そういう重みみたいなものがあるなと。業界人ではない方が、「小栗旬ってすっごくいい顔になってきたね」って話しているのを聞いたとき、やっぱりにじみ出ているんだと思いました。

あとは、自分が本当によくない時期に、誰よりも早く電話をくれて、「おいでよ」って言ってくれたのは旬さんだけなんですよね。行動してくれる人もなかなかいない中、僕のことを気にかけてくれる。この位置にいるのにそうしてくれるので、みんな旬さんのもとで一緒に仕事したいなと思うはずです。やっぱり憧れますし、自分もそんな男になっていきたいです。

― 以前から、「憧れの存在」と話していましたが、今も変わらず憧れの存在ということが伝わってきます。

三浦:憧れでも種類がどんどん変わってきましたね。以前は役者として、今はこの業界における旬さんの存在、立ち位置が漠然とかっこいいなと純粋に思います。あとは男として1人の人間として深みみたいなところに憧れる部分もあります。これからまたどんどん違った尊敬の部分が出てくるんだろうなと思います。

― 逆に小栗さんにとって三浦さんの存在は?

小栗:やっぱり気になる存在ですよね。心配するときもあるし、ちゃんと生きててほしいなって思います(笑)

― ただの先輩後輩という関係だけでなく、それ以上のなにかを感じます。

小栗:僕からすると年下の俳優の中でも、春馬はちょっと危なっかしい存在だなって(笑)。我も強いし、変な意味で馴れ合うのも好きじゃないから、自分のスタンスでいいんだけど…

三浦:自分のスタンスでいいんだけど、自分のスタンスがわからなくなっちゃうんですよね(笑)

小栗:(明確なことは)わからないけど、ずっと気になっている存在には変わりないです。

小栗旬三浦春馬、次はどんな作品で共演したい?

― お二人の愛情たっぷりな関係性がわかりました!最後に、次共演するとしたらどのような作品に出演してみたいですか?

小栗:やれるんだったら舞台がやりたいです!

三浦:なるほど!嬉しいです!

小栗:映画も楽しいのですが、今楽しいって素直に思える場所は演劇だなって。本当の意味で妥協しなくていい場所って演劇しかないと思っています。舞台でガッツリみんなで作っていく作業をして、絶対意見が合わないこともあるだろうから、そういうのも踏まえて、舞台に立つ。自分が興味のある俳優さんで、舞台が嫌いじゃない人とは舞台で会いたいなと思っています。

三浦:今までは会う度に、こういう題材があったらやりたいよねという話をしてくださったのですが、今初めて舞台がやりたいって言われました。だから、「なるほど」と思ってて…。まだ舞台の中では新参者なので、そういう考え案があったということがすごく嬉しいですし、頑張らないなと改めて思うことができました。

― では、次は舞台共演で取材できることを楽しみにしています!ありがとうございました。

 

出典:モデルプレス

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