軌跡

―三浦春馬さん―

2012-03-04「海盗セブン」インタビュー

2012年3月4日 西日本新聞の配信
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以下、配信記事より

今は突っ走っていくとき 俳優 三浦春馬さん(21)

―俳優の岸谷五朗さんと寺脇康文さんが主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」。5月に福岡市で行う「海盗セブン」は、2009年の初舞台に続いて2回目の出演ですが、心境は違いますか。

前回は「三浦春馬君って、歌も踊りもできたんだね」と言われて、僕が思い描いていた評価より高かったので、すごくうれしかったんです。でも今回は、前回の評価を超えなければ意味がないと思っているので、自分のいいパフォーマンスをできたらなと思っています。

―今回の舞台は、七つの海から集まってきた腕利きの大泥棒たちが巻き込まれる、笑って笑って元気になれる、地球ゴージャス流の大冒険活劇だそうですが、見どころは。

ゴージャスって、大人数でぴったりと動きを合わせて、すごいパワーと気持ちを持って、お客さんにぶつけるので、圧倒されて、鳥肌が立つ感動があるんです。

―三浦さんの役どころは。

僕のイメージはすごく正統派なイメージしかないのかなと思う。人気漫画の主人公だったり、正義の味方だったり。今回は、これまでとは全く逆のキャラクターなので、すごく楽しみにしていてほしいですね。

―前回の舞台の稽古のときに、思わず涙が出たとか。

泣かされたんですよ。歌唱指導の先生が「どS」(とてもサディスチック)で。無理やり声を出させるためにすごい力で、お腹を「もっと、もっと出して!」って、押してくるんです。ミュージカルなんて初めてだし、できない自分に悔しいのと、怖くて、泣かされちゃったんですよ(笑)。

―三浦さんは、映画やテレビドラマなど映像の印象が強いのですが、舞台に臨む気持ちとは違いますか。

「やってやるぜ」という気持ちは一緒だけど、舞台はいろんなプロフェッショナルの方々が集まっていて、何かしら秀でてるんですね。踊りが本当にうまかったり、アクロバットがうまかったり。ある種、自分のスキルを上げるための学校みたいですね。

―子役からデビューされて、今、役者としてご自分がどんな時期だと思いますか。

突っ走っていく、いろんなことを知っていく、そんなときだと思う。18、19歳のときは仕事は好きだけど、ここまで好きになれなかった。19歳のとき、一度、挫折したんですね。忙しくて、自分に自信がなくて、この仕事、やめようと思ったんです。でも、いろんな人に出会って、周りの先輩方や同年代の人にいい影響をもらって。だからこそ、今、楽しいし、熱くなれますね。

―「あ―、幸せだなあ」と思う瞬間ってどんなときですか。

えっと、おいしいごはんを食べてるときと、寝てるとき。そして、舞台に立って、カーテンコールでお客さんの顔を見るときですね。

出典:西日本新聞

 

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