軌跡

―三浦春馬さん―

2012-02-22「海盗セブン」インタビュー

2012年2月22日 Lmaga.jpの配信
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以下、配信記事より

地球ゴージャスが2年ぶりに大阪へ。

岸谷五朗寺脇康文が、「地球を元気に、ゴージャスにしたい」という思いで結成した演劇ユニット「地球ゴージャス」の、2年ぶりの新作公演が決定!
しかも大阪公演は、4月に新しくオープンする予定の[オリックス劇場](旧 大阪厚生年金会館)の演劇初公演となる。
様々な得意技を持った、7人の怪盗たちの活躍を描くというアンチヒーローもの好きなら特にワクワクしそうな冒険活劇について、作・演出も兼任する岸谷五朗と、その良き相方の寺脇康文、2度目の出演となる三浦春馬が、記者会見で熱〜く語ってくれました。

(岸谷)
地球ゴージャスはもともと阪神・淡路大震災の時に"俳優として何ができるか?"と寺脇と悩みぬいた結果、演劇で人々の心に元気を届けよう...と思って始めたユニットです。
今回もまた、非常に悲しい震災が東北でありましたが、その影響で、逆に非常にぶっ飛んだ冒険活劇が書けました。
今までにないエンタテインメント作品で、確実に面白い舞台になるという実感があります。

(寺脇)
今回は、すがすがしいぐらいバカバカしいお話です(笑)。
現実が悲しいことだらけだった分、笑顔だらけの作品になっています。
とは言っても登場人物たちが抱えている、人が生きていく中で必ず持つ自分に対する弱みだとか、一段階上がりたいという想いだとかは、多分見ている方にも共感していただけるんじゃないかと。
かなり質の高いバカバカしさになると思います。

(三浦)
一度目にゴージャスに出た時に、とても自分の中で成長を感じました。
あの時は10代でしたが、20歳を超えてまた成長できる場に来られたと、とてもワクワクしていますし、気を引きしめて臨んでいます。
今まで皆さんにお見せしたことのないようなぶっ飛んだ役ですが、すごく五朗さんのエンタテインメントへの気持ちが入った重要なセリフを述べるという大事な役でもあるので、一生懸命演技したいと思っています。

――怪盗モノにした理由については、こんなコメントを。

(岸谷)
非常に飛び抜けた個性を持つ登場人物が欲しかったのと、外側から見たらすごい大天才たちが、内側ではどういう苦しみを持っているのかわからないということも書きたかったんです。
現代社会に生きている人々と共通する部分を表現できるのと、エンタテインメントをド派手にできるということが重なりました。

――映像面でも活躍する3人だが、こと「演劇」という表現に対しては全員なみなみならぬ思い入れがあるようだ。

(岸谷)
僕にとって演劇は切っても切れない、本当にすぐ隣にいる親友で、TVや映画は、そこからちょっと出張していく感じがあるんです。
美術や音楽などのすべての芸術的瞬間を、五感で感じられるのは演劇だけ。
俳優にとってもすべてをフルスロットル&トップギアにして走らなきゃいけないという感じがあります。

(三浦)
前回は舞台に対して右も左もわからない状態だったんですけど、板(舞台)の上で、お客さんの感動している表情を見るというあの景色が素晴らしい景色に見えました。
今はエンタテインメントに対する熱さや、元気や勇気を届けたい気持ちが、前とは比べ物にならないんじゃないかと思います。

――全国5ヶ所を回るツアーの最終地となる大阪のお客様には、こんなメッセージをいただきました。

(寺脇)
ゴージャスのツアーは、最後が大阪になることが多いんですが、皆で"大阪から始めたい!"と言うほど、毎回盛り上げていただいてます。
観る方もやる方もエネルギーを出して、そのエネルギーの交感をして次の日の1日の力にしていただけたらと思います。

(三浦)
最後の大阪までコンディションを崩さずに、とてもいい状態のパフォーマンスをお見せすることができればいいなあと。
今回僕にはすごい必殺技があるので(笑)楽しみにしてください。

(岸谷)
よく言いますけど、大阪はブロードウェイのお客さんに一番近い。
感情を前に出してくださるので、俳優も作品も育てられていると思います。
新しい劇場との出会いも非常に財産で、その空間作りも非常に楽しみ。
大阪の打ち上げで、皆でドロドロになるのも楽しみです(笑)。

・・・この最後の岸谷のコメントに対して、即座に寺脇が「田んぼの中で呑むの?」とボケて爆笑が起こるなど、2人のとてつもないコンビネーションの良さが印象的だった会見。
その兄貴たちに必死に食らいつこうとする三浦の真剣さも加わり『海盗セブン』、本当にバカバカしくもスカっと楽しめて元気に生きる力もチャージできる舞台が期待できそうです。

出典:Lmaga.jp

 

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