2018年8月17日 NOSHの配信
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『銀魂2 掟は破るためにこそある』で共演を果たした、柳楽優弥さん&三浦春馬さんのとても読み応えのあるロングインタビュー【後編】です。
※前編はこちら
以下、配信記事より
「銀魂2」柳楽優弥×三浦春馬にロングインタビュー!共鳴し、共闘した、美しき真選組の志士たち【後編】
Q:前編からの続きで、この15年の間に、お互いの作品を御覧になることもあったかと思います。例えば「悔しい」「いいお芝居だな」「すごいな」などを思った瞬間や感情があれば教えていただけますか?
三浦春馬(以下、三浦):僕は普通に、どの作品に出ていても柳楽くんが気になる存在ではありました。特に『誰も知らない』や『包帯クラブ』など話題性のある作品に出ていて。本当に同じ世代だから、うらやましさみたいなものは常々感じます。「いい作品に出ているなあ、自分も頑張らなきゃなあ」と思うんですよね。
柳楽優弥(以下、柳楽):何年も前から一緒にやっていると、気になって作品を観ることはありますけど……、僕は春馬くんの人柄がすごく好きで。真面目な一面が作品に出ていると思うんです。どうしても世代が近いので、「俺も負けないように頑張んなきゃな」とは思うんですけど、春馬くんは(演技が)上手いので。最近だと、ミュージカル(『キンキーブーツ』)とかをやられているのも、常にニュースを追っている存在です。
あと、高校のときには、「春馬くんは格好よくて、背が大きい。勝ち目ないじゃん!」って思っていて(笑)。容姿の良さもそうですけど、いろいろ考えたりしちゃって……。
Q:柳楽さんが、そうしたことを思ったりされるとは意外です。
三浦:本当ですよね!意外ですけど、面白い方です。
柳楽:お互い思うよね?そういうの。
三浦:もちろん、もちろん。
柳楽:一緒にお酒を飲んだら、「あれ?俺ら、意外と気が合うじゃん」みたいな(笑)。
三浦:そうそうそう!「そんなこと思うんだ!?」みたいな。実はお互い「小さいことでグチグチしてるね~」という話で盛り上がる、っていう(笑)。
Q:本作にて、「真選組」局長・近藤勲役の中村さん、一番隊隊長・沖田総悟役の吉沢亮さんとは特にがっつりやられています。まず、中村さんとご一緒していかがでしたか?
柳楽:僕、本当に好きなシーンがあって。勘九郎さんと春馬くんの電車の中でのシーン。すごく好き。
三浦:勘九郎さんの演技、目の前で見ているからね。もう最高でしたよ。
柳楽:そうだよね。
三浦:一大エンターテインメントですよ!この(近い)距離で、憧れの(中村さん)。きっと、この先、人間国宝になられるだろう方の、歌を歌うような演技……セリフを目の前で見られることって、こんなに贅沢なことはないので。現場では騒げなかったし、表情にも出せなかったんですけど、内心「何が起こっているんだ!?」って、かなり歓喜でした!
Q:役としての思い、三浦さん本人の思いが混在するような感じだったんですか?
三浦:そこは完全に分離していましたね!三浦春馬が心の中で「すごい、この映像、画角すごい!」と騒いでいた、っていう(笑)。
柳楽:すごい!
三浦:本当に。この距離でさ、あの芝居されてみなさいよ……!
柳楽:俺……『銀魂』のとき、全身ハチミツだらけの勘九郎さんと……素っ裸の勘九郎さん、見ちゃっているから(笑)。
三浦:(笑)。それはもうレアすぎるよ。ハチミツの方はグリコしてるしね?
柳楽:グリコしているよ(笑)!
三浦:(笑)!
柳楽:すごいです、勘九郎さんの引き出しは半端じゃない。
三浦:やっぱりエンターテイナーです!
Q:ちなみに、吉沢さんに関してはいかがでしょうか?
柳楽:吉沢亮くん、本当に格好よすぎませんか?
三浦:パーフェクトですよね?
Q:おふたりがそうおっしゃるのは、すごいですね。
三浦:最近の色というか、彼も仕方なくそういう風に受け答えしているとは思うんだけど、「格好いいキャラクター」というものを笑いに変えていくたくましさが最近見えているんです。
柳楽:「笑われなかったときの怖さよ……!」って言っていたからね(笑)。
三浦:吉沢亮が「僕、格好いいんで」とか「かわいくなっちゃいますね」と言っているのを聞いていても、すっごくさわやかだし、まっっったく腹も立たないし。
柳楽:確かにな!
三浦:「何だろう、このマジックは」と思いながら見ていますね。「イケメンですよね」と言っても「イケメンだよ」みたいな。こんなに嫌味のないイケメンっているんだね(笑)。
柳楽:マジシャンだよね。本当に俺、大好き。それで、しっかり笑わせている、という。
三浦:俺も大好き。プライベートでも結構面白くて「自分は意外と根暗だ」とか「家では焼酎飲んでいますよ(小声)」という感じが、「オヤジじゃん……」みたいな(笑)。ギャップがすさまじくいい。
柳楽:オヤジだね!芝居でも、沖田の「死んじまいな」は人気のあるセリフだから、いろいろ(伝え方の)選択肢がある中から的確なのをやっているし。完璧。
三浦:試写で観ていて、「死んじまいな」と大スクリーンで言われたときに、同性で久々にしびれるほど格好よかった。「ひえー」って思ったこと、なかなかないので。
Q:今の感想、吉沢さんにお伝えになりましたか?
三浦:言っていないですね~。初めて言いましたもん!
柳楽:言わないっすよ~。冷静にエンターテインメントしてくれるから、(言ったところで)「しょうがないっすね」とか言われちゃいそう。
三浦:「そうなんすよ」みたいな。照れないんだよね。「ああ、そうですか(照)」とかじゃなくて、「練習しましたもん」とか言われると、「そうだよね」ってなる(笑)。
柳楽:「決める男なんで」とか言われそうだよね!
Q:貴重なお話の数々、ありがとうございました。最後にNOSH読者に、言い足りていないポイントがあれば、ぜひPRをお願いします。
柳楽:今話した真選組のこと以外だと……、あっ!勝地(涼)さん。
三浦:(笑)。
柳楽:勝地さんの将軍の衣装が似合う感じから、ツボで!登場の仕方、貫禄のある感じ、表情はあまり変わっていないのに涙ぐんだりするところまで、相当ツボでしたよ!さすがです。
三浦:僕も、じゃあ……。時折出てくる岡田将生くん(桂小太郎役)(笑)。今回格好いいセクションが実はまったくないじゃないですか?
Q:ないです。いいんですかね?
三浦:そう!「いいの?」って思いながらも(笑)。皆、前半のことばかりを言うけど、僕としては最後のほうの岡田くんとエリザベスちゃんのシーンが最高!いい小休憩になっているし、岡田くんの声の張り方といい、本当にツボを押さえているんですよね。
柳楽:菅田(将暉)くんのツッコミとかも上手いよね、すごいよ。
三浦:伝家の宝刀だと思うよ。本当に、皆があっての「超大作」になっているので、素晴らしいと思います!
赤山恭子 / エンタメライター
出典:NOSH
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