2015-03-25「地獄のオルフェウス」製作発表
2015年3月25日 エントレの配信
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以下、配信記事より
大竹しのぶ×三浦春馬 舞台「地獄のオルフェウス」製作発表/生々しく躍動的なラブストーリーに
大竹しのぶ、三浦春馬、水川あさみ等が出演する舞台「地獄のオルフェウス」の製作発表が行われた。
上記の3名に加え、三田和代、演出のフィリップ・ブリーンも登壇した。
本作は「欲望という名の電車」「ガラスの動物園」などで知られるテネシー・ウィリアムズによる戯曲。
大竹しのぶ、三浦春馬、水川あさみ、峯村リエ、猫背椿、三田和代など魅力あふれる俳優がキャスティングされ、演出は新進気鋭の英国人演出家、フィリップ・ブリーンが担当する。
暴力的で甘美なテネシー・ウィリアムズの戯曲に臨む出演者たちが本作への意気込みを語った。
豊かな洞察を持って 愛や人生の経験を描いた作品
フィリップ・ブリーン
この作品は「ガラスの動物園」や「欲望という名の電車」に比べて上演される数は少ないが、豊かな洞察を持って、愛や人生の経験を描いた作品です。 主人公であるレイディ・トーランスはテネシー・ウィリアムズが書いた人物の中でも繊細でいろいろなニュアンスを持った素晴らしい人物です。 素晴らしい人物を、素晴らしい俳優と一緒に作れることを楽しみにしています。
大竹しのぶ
「欲望という名の電車」に続いてテネシー・ウィリアムズの作品に出演できることがうれしいです。
演出のフィリップさんが私たちをどこに連れて行ってくれるのかわかりませんが、絶対に面白くなるという予感がします。
観ている人が刺激的な一夜をすごせるようなすごい芝居を作りたいと心から思っています。
劇場を出た時に心地よい疲労感が起こるような、そんな芝居を作りたいです。
たとえ明日は日常に戻っていくにしても、劇場は本来そういう空間であるっていう、そういうことを伝えることができたらなって思います。
三浦春馬
今回僕はストレートプレイを始めて経験させて頂くことになりました。
諸先輩方の中で、素晴らしい戯曲に向き合えることが貴重なので、一瞬一瞬を大切に過ごしたいと思っています。
昨日、個人的にフィリップさんとお話したのですが、とてもユーモアがあり、この作品に対する思いを感じました。
諸先輩方に胸を借りるつもりで頑張っていきたいと思います。
水川あさみ
正直、今は不安で怖いです。
私が演じるキャロルは自分を表現しようとすればするほど世界から孤立するような女性で、露出狂のクセがある女性です。
私自身もちゃんと心が飢えていないとできないような役で、それを今は模索中です。
フィリップはかわいいクマさんみたいな印象ですが、稽古中もずっとかわいいかどうかはわからないんですけど、充実した稽古から本番を迎えられるように頑張りたいと思います。
三田和代
「ガラスの動物園」や「欲望という名の電車」は洗練された作品だと思いましたが、この作品は生木が、原木がボンッと舞台に出たような野太いような作品だと思って。
なにしろ、出てくる女性はみんな三浦君の役が好きになって、男性はみんな嫉妬してみたいな、分かりやすいストーリーでもあって、その上、三浦君はギターを弾いて歌うので、これは楽しい芝居じゃないかと思っています。
長く芝居をしてくると、当たり前の事しかできなくなってくるんですがこの作品ではため息とか、息のつまり方とかが随所に出てきて、一人ひとりの「息」みたいなものがドラマとなって生々しくお客さんに伝わっていくような気がします。
特に私の役はラブストーリーを悲劇に追いやってしまうような女で、なんで彼女が出てくるのかをお客さんと共感しながらやっていきたいと思っています。
躍動的なラブストーリーを作っていきたいです。
フィリップ・ブリーン
「地獄のオルフェウス」は素晴らしい戯曲です。
戯曲に忠実に演出して、この作品が訴えている《本当の人間》の姿を素晴らしいキャストと共に作っていきたいと思っています。
ギリシャ神話に登場するオルフェウスと言えば動物はおろか、草木や岩も聴き惚れるという竪琴の名手。
三浦春馬さんがギターを奏でると聞いて、そのシーンも楽しみになってきた。
名演出家、名優たちが本気で挑むこの戯曲、どうやら新たな名作が日本で誕生するのは間違いなさそうだ。
本作は5月7日(木)からBunkamuraシアターコクーンで上演。
その後、大阪・森の宮ピロティホールで上演される。
動画は製作発表の様子を収録したもの。約15分。
キャストがこの作品へ臨む覚悟や気迫のようなものは、動画の方が伝わるかもしれない。
(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
出典:エントレ
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