2012年3月1日 Poco'ceの配信
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以下、配信記事より
Pick up Interview 三浦春馬
目標は、役者として“絶対的存在”になること。さらにレベルアップした自分を見せたい
2012年春、岸谷五朗・寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」が、過去最大規模の新作公演『海盗セブン』を上演する。
「コメディー性が強く、“すがすがしいほどバカバカしい”舞台です(笑)」
本作についてそう語るのは、自身の初舞台となった同ユニットの公演『星の大地に降る涙』から3年を経て、地球ゴージャスに帰ってきた三浦春馬だ。
「以前よりダンスを楽しめるようになっているし、技量が上がったんじゃないかなと思います。今回の地球ゴージャスの舞台では、もっと笑いのメカニズムを勉強して、新しい領域に踏み込めるのではと楽しみにしています」
各界の大物が集う地球ゴージャスの稽古場には、『やらなきゃいけない』ではなく『自分もやりたい』と積極的に思えるような雰囲気が流れているという。
「カリスマ性の強い大地真央さん、パワフルに歌い上げる森公美子さんら、舞台の大先輩からもいろんな技を吸収したいですね」
三浦春馬といえばドラマや映画での活躍が印象的だが、彼が考える舞台の醍醐味とは何なのだろう。
「舞台は、観に来てくださる方々の顔が見え、生の反響をとても近い距離で感じることができる。そのような機会は少ないので、貴重な経験です。カーテンコールの時、客席に見られる笑顔や涙―― 人が喜んでいる、感動している場面に立ち会えることは、役者にとって大きな財産。お客様からパワーをもらえる時間です。今回の舞台でも、その時間は大切に感じたい。舞台に立つことは、ドラマや映画とはまったく違う魅力がありますね」
公演中には、東日本大震災からちょうど一年後となる3月11日を迎える。当日の公演収益の一部は、東日本大震災における復興支援活動等の資金として日本赤十字社や地方公共団体に寄付されるそうだ。
「僕も自分ひとりで大きなことはできないし、被災地を助けたい、支えたいという気持ちはあっても、何かワンアクションがないとなかなか行動に移せないという人はたくさんいると思うんですよ。今回こうして岸谷五朗さんの企画に乗せてもらって、ユニット規模でそういった取組みに参加できるのはとてもありがたいことです」
けれども、それを『いいこと』だという表現には違和感を覚えるという三浦さん。
「『いいこと』って言っちゃうと、なんだか違う気がするんですよね。みなさんが本来持っているやさしさを生かせる場ができるというだけのことですから」
まっすぐな三浦さんの視線は、自分も周囲もありのままを素直に見つめ、よりよいところへ向かおうとするエネルギーに満ちている。
「今回の舞台では、前回からさらにレベルアップした自分を見せたい。そして演劇界にとって、ステージの上に立つ役者として、『これからも必要だよね』と言われるような存在であることを確立したい。目標は“絶対的存在”になることです」
歌と踊り、笑いの力で元気になれる地球ゴージャスの舞台、そこに力強く立つ三浦春馬の姿に、私たちみんなが励まされる春となりそうだ。出典:Poco'ce
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