2020-01-12「シンシア・エリヴォミュージカルコンサート」インタビュー
2020年1月12日 Astageの配信※ブログ投稿日は、実際の配信日で設定
以下、配信記事より
三浦春馬インタビュー「歌を上手く歌うのは当たりまえ。さらに、いかにドラマを自分の中で納得して、観客の皆様とシェアできるか」 公演迫る!! 『シンシア・エリヴォミュージカルコンサートfeaturingマシュー・モリソン&三浦春馬』
出典:Astage
ブロードウェイミュージカル『カラー・パープル』主演セリー役でブロードウェイ・デビューを飾り、2016年のトニー賞主演女優賞、グラミー賞、エミー賞など、数々の賞を受賞。その後も数多くの舞台で活躍。2020年の第77回ゴールデングローブ賞では、映画『ハリエット』(2020年3月日本公開)で主演女優賞&主題歌賞にノミネートされているミュージカルスター、シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)が、1月16日(木)17日(金)に東京でコンサートを行う。
初来日となった『4Stars 2017』では、シンシアの小さな身体から放たれるエネルギーあふれる歌声に、衝撃を受けた日本のミュージカルファンは多いことだろう。
その世界最高峰の歌声が、再び、日本に帰ってくる。
今回は、ゲストとして米人気ドラマ『glee』のメインキャストであり、世界的スター俳優のマシュー・モリソンと、日本のエンターテイメント界を席巻する三浦春馬が参加。魅惑の共演に、大きな期待が高まっている。
今回Astageはその三浦春馬にインタビュー。世界最高のミュージカルスターのコンサートへゲスト出演する意気込みを聞いた。
―三浦さんはこのコンサートの見どころは、どこだと思われますか?
やはり、まずシンシアさんのコンサートなので、世界最高峰のブロードウェイのディーバが日本に来る!ということ。シンシアさんの歌はもちろんですが、その表現力にかならず目を奪われると思います。何が素晴らしいかというと、高音や声を張り上げる箇所でも、シンシアさんは祈りをささげるように自由に歌います。ミュージカルでは序盤では何かに苦しんでいたり臆病なキャラクターが、音楽が進むにつれて徐々に開放的になったり、自信を手に入れたりという楽曲が多いと思いますが、シンシアさんはそれを体全体で表現します。それがどんなに難しいことなのか!…というのは、世界的なシンガーを見ても、胸を開いて、顎を上に上げて、信じるものに向って祈りをささげるように仰ぐような歌い方は、なかなかできるものではありません。シンシアさんはそれをしながら、安定感のあるリッチな音質で歌う。それは、本当に信じられないほど技術が要ると思いますが、シンシアさんはそれを自由にやってのけます。だから観客も100%共鳴して心を揺さぶられるのだと思います。まずはシンシアの表現力に酔いしれて頂きたいと思います。
―楽しみでワクワクしてきました。三浦さんもシンシアさんとマシューさんが来日されるのが楽しみですね。
シンシアさんとは一度楽屋でお会いしたことがあるのですが、とても大らかな人柄なので、リハーサル・本番ともに良い時間になるのではないかと楽しみにしています。
―セットリストが一部公開されていますが、三浦さんとしての聴きどころを教えていただけますか。
ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』の♪「ウェイビング・スルー・ア・ウィンドウ」(“Waving Through A Window” – Dear Evan Hansen)と『グレイテスト・ショーマン』の♪「リライト・ザ・スターズ」(“Rewrite The Stars” – The Greatest Showman“)は、プロデューサーからのリクエストでした。僕も『ディア・エヴァン・ハンセン』を観たことがあり、♪「ウェイビング・スルー・ア・ウィンドウ」はとても好きな楽曲です。♪「リライト・ザ・スターズ」は、ミュージカルをあまり詳しくない方でもところどころでしっかり聞いたことがあるというキャッチ-なナンバーをいれてあげたいなという思いもあって、この曲にしました。
マシューさんとデュエットするミュージカル『シークレット・ガーデン』の♪「リリーズ・アイ」(“Lily’s Eyes” – The Secret Garden)は、男性二人でしっとりとクラシカルな歌い方で歌い上げる曲で、僕がとても好きな楽曲なので選ばせて頂きました。
―そして『キンキーブーツ』の楽曲♪「息子じゃないの」(“Not My Father’s Son” – Kinky Boots)ですね。
はい、これも英語で歌うので、自分にとっては次の挑戦でもあり、『キンキーブーツ』を観に来て下さった方もいらして下さると思うので、どこか懐かしんで頂きながらも僕が歌うオリジナルバージョンを楽しんで頂けたらと思います。今回、僕が担当するのは6~7曲です。
―今回、特に心掛けて準備されていることはありますか?
英語での歌唱になるので、感情と声をリンクさせることが重要になってくるだろうと思います。なので、今回のコンサートでいうと、まず歌えるようになった後で、英語歌詞を朗読することが重要になってくるのではないかと、普段からお世話になっているボイストレーナーの先生からも言われています。今回は稽古期間がみっちりあるわけではないのですが、折に触れてしっかりとやっていきたいなと思っています。
―英語の勉強ですか?
自分が思っていたよりも、発音が全然できていなかったので、イチから発音をやらなくてはいけないと。始めたころは、2曲通すのに5時間ぐらいかかってしまって「自分が思っていた発音とネイティブの発音とは、こんなにも違うんだ!」と驚愕しました。
―そのお話を聞いて、行定勲監督の映画「真夜中の五分前」に出演された三浦さんの中国語を聞いた時の驚きを思い出しました。私も中国に留学していたので、三浦さんの中国語を聞いて、とっても尊敬しました!
いえ、あの時は日常会話と台本の中国語のシャードーイングをひたすら繰り返しました。限定されていたので、できたのだと思います。
―中国語の難しさは身に沁みているので、わかります。日本人があそこまで自然な中国語を話せるようになるのは、ものすごく大変なこと。そのこだわりが、今度は英語に向われるのですね。
そうですね、精一杯がんばります!
―突然ですが…现在您还会中文吗?(=今も中国語ができますか?)
(笑いながら)听不懂!(=聞きとれません!)(聞き取れています!)
―では改めて、今回のコンサートでの三浦さんにとっての課題は?
歌を上手く歌うのは当たりまえ。さらに、いかにドラマを自分の中で納得して、観客の皆様とシェアできるか。緊張もすると思いますが、ストーリーテラーとして存在すること忘れずにしっかり舞台に立てたら、気持ち良い有意義な時間になるのではと思っています。
―それはアーティストとしても貴重な体験だと思いますが、三浦さんは次々に新しい挑戦をされる印象があります。
そうですね、最近はそういう目まぐるしい環境下にあるかな…。
―そして、それをご自分でも楽しみながら乗り越えていかれる方かな…と。
はい、ポジティブにいきたいと思っています!
―そのお姿を楽しみにしております。ありがとうございました。
ありがとうございました。
新たな挑戦を続ける三浦春馬が、世界最高峰のミュージカルスターと共演するコンサートではどんな姿を見せてくれるのか。 見逃したくないステージは、2020年1月16日(木)17日(金)、東京国際フォーラム東京国際フォーラムホールAにて開催。
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