軌跡

―三浦春馬さん―

2019-04-03「感動オリーブオイル」対談Part2

2019年4月3日 A!SMARTの配信※ブログ投稿日は、実際の配信日で設定

 

以下、配信記事より

~感動オリーブオイルpresents~
三浦春馬×板谷由夏の〝こだわり〟対談
Part2「〝自分〟と〝役〟との距離感」

Part2のテーマは「〝自分〟と〝役〟との距離感」。
果たして、お2人はどんなアプローチで役を演じるのでしょうか?

役者は「妄想」ばかりしている変わった仕事(板谷

――ドラマの撮影や舞台の稽古に入ると、「自分」より「役」のほうに性格や言動が引っ張られたりするんでしょうか?

三浦:どうなんでしょうね。自分ではよくわからない……。

板谷:その役のことばっかり考えているのは確かですね。

三浦:ただ、性格が変わったりするほど、役に影響されることはないかな。

板谷:他の役者さんに、そういうことを聞いたことがないから、知りたいかも(笑)。
話を聞いていて、すごく新鮮です。人の芝居のアプローチの仕方とか、聞いたことないよね?

三浦:確かに、あんまり聞かないですよね。

板谷:役者って、本当におかしな仕事だと思うときがあるんですよ。
「この役だったら、こういうときにはこういう顔で笑うかな?」みたいなことばっかりを考えていて。

三浦:それって、妄想に近い。どんな感じなのかなって、妄想していくというか。
もちろん、職業から入っていくときもありますけど。
バーテンダーの役(WOWOW『連続ドラマW 東野圭吾「ダイイング・アイ」』2019年3月放送予定)のときは、実際のバーテンダーの方に監修をしていただいて練習をしたんです。
でも、それだけでなく、本当に作れるようになろうと自分でもいろいろ練習して。
ただ、そういう部分がどこまで役に生きるかわからないし。

板谷:そうだよね、それが本当に役作りかといわれるとよくわからない(笑)。

三浦:アプローチは役者さんによって違うと思うんですけど、僕自身は「役になり切れているかな?」みたいなことはまったく思わないです。だって、気持ち悪くないですか?(笑) 

板谷:それこそ殺人犯の役だったら、妄想するしかないからね(笑)。

「この感情、あとで使える」と思うのは職業病(三浦)

――役作りしていくうえで、自分と役と似ているところや違うところを探したりもしますか?

三浦:「自分もこういう体験をしたな」「似たような状況で悲しんだな」とか、役と自分の経験や感情が重なるところを、引っ張りあげてみるっていうことはあるんじゃないかな。

板谷:あります、あります。「この感情って、あのときのあれかな?」っていうのもあるし、もっと言えば、自分が怒りを感じているとき「あ、この感情使おう」って思ったりするときもある。

三浦:それはもう職業病です(笑)。すっごくよくわかります。

板谷:「この感じ、覚えとかなきゃ!」って思うことってたくさんあるから。常に、自分を俯瞰で見ている、もう一人の自分がいる感じ。子どもを叱りながらも、「あ、私ってこんな叱り方するんだ」とか。

三浦:同時進行でいろいろ考えられてうらやましいです(笑)。
僕は、冷蔵庫の中を見て「チーズがある。ワインがある。あ、ワイン飲もう」って、目に入ったものに気を奪われてしまう。
でも、板谷さんみたいな方って、冷蔵庫を開けたら「ワインか。これとこれでワインに合う料理が作れるな」って同時にいろいろ考えられると思うんです。そのほうが、感情の引き出しが増えますよね。

板谷:面白いですね、ひとつのことしか考えられないタイプ? うちの息子たちみたい(笑)。

 

出典:A!SMART

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対談Part1

 

対談Part3

 

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