2019年3月17日 FRAUの配信※ブログ投稿日は、実際の配信日で設定
以下、配信記事より
三浦春馬「仕事を心から楽しめていれば、日常生活も充実する」
WOWOWの「連続ドラマW 東野圭吾『ダイイング・アイ』」で主人公の雨村慎介を演じている三浦春馬さん。ドラマや映画で様々な役に取り組むだけでなく、10年前から舞台にも進出。歌も踊りもできるミュージカルスターな一面もある。世界に一つしかないものを探す紀行番組「世界はほしいモノにあふれている」(NHK)のMCもこなす彼は、休みがあれば即行動! 昨年末の休日の過ごし方も、ある意味ぶっ飛んでいた。
忙しくしていないと、
なんか損した気分になる(笑)
――NHKの連続テレビ小説「あぐり」に出演したのは、約20年前になります。経験を積むことで、得られたものは何かありますか?
自分の演じてきた経験が、周囲に対する信用には繋がっても、実績にはならないのが俳優業だと思っています。年齢を重ねていくと、演じられる役の幅は増えていくけれど、毎回違う人間なので、「過去にあれができたから、今回も大丈夫だろう」とはならない。キャリアに甘えないように、いつも挑戦していたいです。
――では、お芝居との向き合い方で、特に変わった点はどんなことですか? 子役時代はともかく、ここ10年での変化は?
オンとオフの切り替えは上手くなったかもしれないです。以前は、役に没入するあまり、私生活をないがしろにしてしまうことがあって。日常生活でふと我に返ったとき、「もっと家族や友人や恋人に対して誠実に向き合わないと、人としても役者としても成長できないんじゃないか」と反省したり(苦笑)。
でも、最近は、その場その場で全力を出し切って、その場その場を楽しめているせいか、日常生活もきちんと送れているような気がする(笑)。
生き方のこだわりとかを考えなくなって、日常をどう生きるかとか、そういうことを気にしなくなった。それに俳優って、ちゃんと生きているだけでは要求に応えられない場合もあると思うんです。何かを失ったり、絶望したり。極限状態で生まれる鋭利な感情を求められたりもするから。
――今回、『ダイイング・アイ』では記憶喪失の役ということで、今までの人生の中で、記憶から消し去りたいことは?
ありますよ(苦笑)。現場で長ゼリフを言えなかったこと。どうしても言えなくて、別日に変えてもらったことがあります。そういう大きな失敗は、自分を戒めるためには忘れちゃいけないんだけど、正直なところ忘れたい(笑)。
――気分転換はどんなことを?
お酒は好きなので、友人と飲みに行ったりはします。それは気分転換になっていると思う。あとはサーフィンとか。とにかく、時間があったら外出しますね。家の中にいるとダメなんですよ。忙しくしていないと、なんか損した気分になる(笑)。
――旅はどうですか? 気分転換にはなりませんか?
海外に関しては、どうしても語学留学とか、仕事で行くことが多いので。ただ、今年こそ、海外でサーフィン!っていうのを実現させたいです。
――直近の旅は?
12月31日に、日帰りで沖縄に行ってきました。舞台の稽古の都合で、年末年始の休みが、31日の大晦日と元日の2日間しかなかったんです。
それで、とにかくその2日間を充実させようと、早朝の飛行機で沖縄に飛んで、早めの年越しそばを食べ、とんぼ返りして、夜は下北沢で月刊「根本宗子」の、「愛犬ポリーの死、そして家族の話」を観劇しました。そのあと、打ち上げ兼年越しイベントがあったので、それに参加して、僕の2018年は終わりました(笑)。
――サーフィンはどこに行きたいですか?
ニュージーランドか、あとは、オーストラリアもいいなぁと思います。
――旅に対する考え方、向き合い方。年齢とともに変化はありますか?
20歳になるまでは、海外に全く興味がなかったんです。でも、年齢を重ねて、いろんな作品や、いろんな人との出会いに刺激されて、海外に出たいと、語学をマスターしたいと、強く思うようになりました。
今は、世界中に一体どんな遺産があって、どんな風習があって、どんな綺麗な景色があるんだろう?って、いろんなことに興味津々です。もっと世界を知りたいと思うようになりましたね。
――今まで見てきた景色の中で、「もう一度見たい!」あるいは、「いろんな人にぜひ見てもらいたい!」と思う景色はどこですか?
うーん、どこだろう? あ、世界のおへそと呼ばれるオーストラリアのウルル(エアーズ・ロック)! 僕は昼間しか行ったことがないんですけど、聞いたところによると、星空がものすごく綺麗らしいんですよ。
昼でも絶景なのに、夜になったらどんなふうになるのか。あの巨大空間に包まれて、ゆったりと時の流れを感じるのはすごく贅沢だと思う。想像するだけでもワクワクします。
Photo:Noriko Yamamoto Styling:Naoki Ikeda Hair&Make-up:Akemi Kurata
出典:FRAU
Interview&Text:Yoko Kikuchi
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