軌跡

―三浦春馬さん―

2012-11-29「五右衛門ロックⅢ」インタビュー

2012年11月29日 産経ニュースwestの配信
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ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック III〜」への出演直前の三浦春馬さんが、劇団☆新感線の舞台に初参加する胸中などをこたえたインタビューです。

 

以下、配信記事より

三浦春馬「同世代の先陣きりたい」劇団☆新感線の舞台初参加

成長著しい若手の人気スター。今、最も勢いのある劇団☆新感線の舞台「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」に、年をまたいで初参加する。

「舞台は3作目。劇団☆新感線の作品は前々から、いつかはやりたいと思っていたけれど、こんなに早く実現できるとは思わなかった。ぼくは基本的にミュージカルが大好きなので、音楽を中心に据える“音モノ”のジャンルのこの作品は、とても楽しみです」。素直に、まっすぐに、喜びを表現した。

五右衛門ロック」シリーズは、古田新太が演じる大泥棒・石川五右衛門が、釜ゆでの刑を免れて生き延び、海外へ脱出していた-という奇想天外な設定。第1弾は南海のタタラ島、第2弾の「薔薇とサムライ」は17世紀のヨーロッパ・イベリア半島を舞台に繰り広げる、ハチャメチャな海洋冒険活劇だった。

今回はその第3弾で、ついに故郷の日本に戻った五右衛門が狙うのは、密教の祖・空海が残したという莫大な埋蔵金。女盗賊(蒼井優)や過去の名物キャラもからんで、丁々発止の知恵比べが展開する。春馬の役はそうした企みを阻止する、盗賊目付探偵方の明智心九郎だ。

「とても頭の切れるクールな役で、ラストは五右衛門を出し抜くイメージになっています。宣伝ビジュアル用ではこれまでやったことのない、悪役っぽい表情を撮ったのが新鮮でした。初舞台はいっぱいいっぱいだったけれど、2作目では自分になかった笑いの部分を大いに研究させてもらいました。舞台では常に新しい挑戦をさせていただいている感じがします」

愛らしい子役、さわやかでカッコいい青春スター、そして大人の俳優へ-。どの段階でも常に注目されてステップアップしてきた。

「4歳からやっているので芝居は当たり前で、遊びのようでしたね。はっきり自覚したのは、高校進学のとき。実家を離れて事務所の寮に入ったことが大きかった。一人っ子なので親は反対しましたが、学業との両立を目指すことを決めたんです」

さらに意識が変わったのは、20歳を過ぎたころ。「もっともっといい芝居がしたい、という意欲が強くなってきたんです。映像も舞台もまんべんなくやって、吸収できることはすべて吸収したい。同世代では仕事の先陣をきっていきたいと思っています」。迷いなく、キッパリと答えた。

映像の魅力は、「自分の練ってきた芝居のプランを、瞬発力で爆発させる快感」。対して舞台の魅力は、「ぼくは“いい景色が見られて…”という言葉を使いますが、お客さんの輝いている笑顔を、直に見られるのが楽しみ」という。

俳優についての抱負は-「ぼくが熱いものが好きだなと感じられるのが、役者であり、芝居だったのかなと思う。将来的には、世界で戦っていける俳優を目指しています」。まだまだ夢も可能性もいっぱいだ。

 

(文・平松澄子、写真・大塚聡彦)

出典:産経ニュースwest

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