軌跡

―三浦春馬さん―

2011-01-17「大切なことはすべて君が教えてくれた」インタビュー

2011年1月17日 テレビドガッチの配信
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以下、配信記事より

INTERVIEW 三浦春馬

今週のインタビューゲストは
ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』主演の三浦春馬さん。

2011年の幕開けを飾る月9の新ドラマは、教師という職業を舞台に“試される愛”を描く『大切なことはすべて君が教えてくれた』です。この主演を務めるのは三浦春馬さんと戸田恵梨香さん。人気、実力とも兼ね備えたフレッシュな二人のダブル主演で期待が高まる中、三浦さんをゲストに迎えてインタビュー。このドラマで三浦さんは高校教師・柏木修二役を演じます。修二は高校・大学の同級生で同僚教師であり、婚約者でもある女性・上村夏実(戸田恵梨香)との結婚を3カ月後に控えながら、新学期始まる前日、あるいきさつから女性と一夜の関係を持ってしまいます。その女性が実は自分の受け持ちのクラスの女生徒だったということを知り、夏実と女生徒との狭間で苦しむという難しい役どころに挑戦。さらに今作が初めとなる教師役に気合十分の三浦さんに、役作りやストーリーの魅力、ドラマに対する意気込みなどを語ってもらいました。

初の月9主演&教師役が決まった心境は?

高校教師と生徒の愛をテーマにした月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』。今作で戸田さんとのダブル主演で月9に初主演し、さらに初めての教師役を演じる三浦さん。この初づくしに体当たりで挑んでいる彼に、ドラマ出演が決まった時の心の内を明かしてもらしました。

――今回、戸田さんとのダブル主演で月9に初主演。決まった時の心境はいかがでしたか?

こんなに早く月9という伝統的な枠の主演をできるとは思っていなかったのですごく嬉しいのですが、プレッシャーもやはり感じています。しかも、役どころが今まで多かった学生役ではなく、社会人でしかも教師という役。新しいところに足を踏み入れた感じがして、最初は緊張しましたが、一緒にお芝居するのが楽しみなキャストの方たちに囲まれているので、今は期待が膨らんでいます。でも、まだちょっとプレッシャーが強いかな(笑)。

――初めての教師役を演じるにあたって、一番不安を感じているところは?

これまで教師役を色々見てきていますけど、大勢の生徒を前にして教壇で長いセリフを言うのは大変そうですよね。色んなところから声がかかって、それに対してリアクションをとらなきゃならないし、皆さん平然とやっているけれど1対30ですから、やっぱりいつもとは違う緊張感があるんじゃないかと思うんです。最初は、「本当に大丈夫かな?」と不安だったんですけど、撮影が始まったら、すごく楽しく演じている自分がいたので、一生懸命いい芝居したいなと思っています。

――ドラマタイトルが印象的ですが、最初に聞いた時のイメージはいかがでしたか?

略したら何になるだろう?『タイキミ』かな、とか考えていました(笑)。

――実際にドラマの台本を読んで、ストーリーについてはどのような印象を受けましたか?

第一話を読んで思ったのが、すごく興味を持たせるストーリーで、幅広く考えてもらえる作品だなと思いました。僕自身も最初から修二の言うセリフを真剣に受け止めることができましたし、回を重ねるごとに「その気持ちわかる!」というのも増えています。女性の気持ちも男性の気持ちもわかりやすく描かれているので、皆さんに共感してもらえるんじゃないかと思いましたね。

教師役を演じるにあたっての役作りは?

三浦さんの役どころは今作が初チャレンジとなる教師。これまで演じてきた生徒役のイメージを払しょくし、生徒から慕われる人気者の教師として爽やかな魅力をみせながら演じている彼に、思い描いている教師像や撮影前の役作りなどを伺いました。

――高校教師である柏木修二役を演じるにあたって、意識している点はありますか?

まだ、漠然としているんですよね……。生徒から人気があって、清潔感があって、教え方もすごく丁寧で、いいことを言ってくれる教師、と理解はしているんですけど、僕はやっぱり教師よりも生徒の方がまだ近いんですよね。一話で修二が、朝の一時間目に性教育についての授業を行って、ホームルームのような形式で話し合うシーンがあったんですけど、彼の授業はすごく共感できたし、なるほどと思うこともたくさんあって、すごく心に響いてきました。だから、すごくやりがいを感じていますし、きちんと視聴者に届けたいので、丁寧に演じていきたいと思っています。

――教師役の三浦さんと生徒役の方たちは、年齢もそれほど変わらないのでは?

実は年上の方が5人くらいいるんですよ(笑)。でも、大半は僕より年齢が下の子ばかりなので、若い力に負けないよう頑張りたいです。って、僕が言うセリフじゃないですよね(笑)。

――教師を演じるにあたって思い描いている教師像、例えばご自身の恩師など参考にされた方はいらっしゃいますか?

教師役をやり始めて、しみじみ思うんですけど、僕は小・中・高と先生にすごく恵まれた生活を送っていたんですよね。小学校では卒業式の最後の先生の話ですごく泣いた思い出があって、先生が「一番の親不幸は親より先に死ぬことだ」と、先生の過去を話してくれて、本当にみんなの心に響いて泣いたのを覚えています。そういうことをざっくばらんに話してくれる先生はすごく貴重ですし、いい先生に出会えたと思っています。中学校の時はいつも元気に接してくれる先生がいたし、高校では新任で修二みたいな先生もいました。今回、修二を演じる時は高校の先生が思い浮かんでいて、彼を思い描きながらやっていますね。あとは、より本物の先生に近付きたいと思っているので、元担任に電話して色々と聞いてみようかなと思います(笑)。

バラエティーに富んだ女性共演陣の印象は?

修二の周りを取り囲む女性たちを演じる女優陣も個性豊か。実力派若手女優として定評のある戸田恵梨香さんをはじめ、オーディションで生徒役を勝ち取った武井咲さん、AKB48篠田麻里子さんなどが顔を揃えています。そんな彼女たちと共演中の三浦さんに、それぞれの印象をお話してもらいました。

――修二の婚約者であり、同僚教師の上村夏実役の戸田恵梨香さんとは今作が初共演ですが、どんな印象を持ちましたか?

僕よりも色んな作品に出演していて、主演もやられているので、お芝居も安定していますし、すごいなと感心するようなところをいつも目にしています。共演はとても嬉しく思いますし、勉強させてもらいたいですね。

――修二と一夜の関係を持ってしまう生徒である佐伯ひかり役の武井咲さんはいかがですか?

以前、彼女が出演したドラマを見たことがあるのですが、それまで芝居をしたことがないということは知っていて、まだ僕がどうこう言える立場ではないですけど、すごく迫力のある芝居をする子でセンスがあるなと感じていました。今回もリハーサルからすごく引き込まれる演技をしていましたし、目力も強いので、今回の配役にはぴったりですよね。

――夏実の友達で元修二の恋人であった役を演じる篠田麻里子さんについてはどうでしょうか?

テレビで観ているとすごくサバサバしているイメージを持っていました。実際に会ってみたら、すごく丁寧な方で、いい意味でのギャップがありました。一緒に芝居をしている時は、最初はすごく緊張していて慣れない感じが見えていたんですけど、何回かやるうちに自然になっていて、なんて上達の早い人だろうと感心しましたね。ダンスをやっている影響なのか、セリフもすごい速さで覚えているみたいで(笑)、これから一緒のシーンが楽しみです。

三浦さん自身が大切にしていることは?

生徒と過ちを犯してしまった男性教師の心の葛藤を描きながら、この世の中に不信感を抱いている子供たちと徹底的に向き合い、人を信じること、未来を信じることを伝えようとする人間ドラマの側面も持つ『大切なことはすべて君が教えてくれた』。この作品のタイトルにちなみ、三浦さん自身が大切にしていることを教えてもらいました。

―― “信じられる大人”というのがテーマですが、三浦さん自身が信頼を寄せる人間像はどんなイメージでしょうか?

いつも責任ある行動をしていて、楽しむ時はすごく楽しんでいる、ざっくばらんに話してくれるような人。そんな人ですね。

――今、三浦さんにとって、大切なもの、大切にしていることはありますか?

大切なものは……、友人ですね。すごく大好きな友人たちがいて、彼らも「俺、この仲間好きだよ! 君たちがいれば恋人とかいらない」と言ってくれる仲間がいるんですけど(笑)、とても大切にしたいし、これからも楽しく過ごせればいいなと思いますね。お仕事では、こんな風に沢山の人にインタビューをしてもらったり、色んな景色を見せてもらっているので、この状況を裏切らないような行動をしていきたいです。

――ドラマの中で、修二は本当のことを夏美に告げるべきか、隠しておこうか、悩むシーンが出てくると思いますが、三浦さんだったらどうしますか?

僕が修二だったらということですか(笑)? 本当にそういう場面にならないとわからないですけど……、隠すかな。でも、こればっかりは本当にわかんない! だめです、こんな質問しちゃ(笑)。隠したとしても、僕は嘘が下手だから、絶対ばれますね。

――ドラマで描かれているように、婚約者との関係など、人間関係を良いままで続けていくのは大変だと思うのですが、ご自身で人間関係を良く保つために大切にしていらっしゃること、心がけていることはありますか?

人にやさしく素直でいることですね。それはずっと昔から母親から言われてきたものなので。やっぱり、小さいころから親に言われてきたことは、性格に影響していくんだなと思いますね。

三浦さんの2011年の抱負とドラマの見どころ!

『大切なことはすべて君が教えてくれた』で、明るく誠実で生徒や保護者から信頼を寄せられている教師でありながら、たった一度の過ちで人生があらぬ方向に向かってしまう男性教師の苦悩を見事に演じている三浦さん。この作品が2011年の初仕事となった彼に今年の抱負と、ドラマに対する意気込みを語ってもらいました。

――月9とともに2011年がはじまりますが、今年はどんな年にしたいですか?

この役で自分が変わりそうな気がしていて、やりきれたらもっと上に行けるという転機の作品になるような予感がしています。だから、どんどん高みを目指して、上に登っていくような、そんな年にしたいですね。

――子役から役者を続けてきて、大人になった今、教師役に初挑戦。年齢を重ねるごとに役の幅が広がってきていますが、これからどんな役者になりたいと考えていますか?

何でもできるねとか、安定していると言われたいですね。最近、「安定している」の意味をよく考えていますが、とにかくいつもいい芝居しているねと言われる役者でいたいです。

――ズバリ、三浦春馬の“強み”とは?

自分で言うんですか(笑)!? 前に人から言ってもらった言葉で、自分でも多少そうかなと思うのは、“爆発力”があるかな。これは小さく、すごく小さく書いておいてください。虫眼鏡で見えるくらいに(笑)。

――今回のドラマで、ご自身の役を通して、あるいは作品全体を通して、視聴者に感じてほしいこと、伝えたいことは?

ぶれない愛があるということを丁寧に伝えていきたいです。作中では相手のことを思ってつく嘘が出てくるけれど、それも愛がなすことなので、愛を軽く見せないよう今まで以上に一生懸命考えて演じたいですね。ドラマを観てくださった方が「こういう考え方もあるよね」とか、「あ、それわかる」、「それも間違ってないよ」と、自分と重ね合わせながら一緒に愛について考えてくれて、そして、いい日々を送っていただけたら嬉しいです。

――ドラマを楽しみにしているファンや視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

僕も経験したことがない選択がたくさん出てきますし、回を重ねるごとにハラハラする場面も楽しんでいただけると思いますし、いいドラマになると予感しています。一生懸命考えて、一生懸命いい芝居をして、「心に響くドラマだね」と世間から言われるような作品にしたいと思っています。皆さん、ぜひご覧ください。

出典:テレビドガッチ

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